NGK イグニッションコイル
■品番
U5157
■ストックNo
48525
■純正品番
スズキ マツダ 33400-76G21 33400-85K10 22448-4A00B 22448-4A0A2 22448-4A00D 22448-4A00F 1A12-18-100
【対応車種例】
スズキ マツダ ワゴンR AZ-ワゴン ジムニー アルト MRワゴン Kei
イグニッションコイルの役割
スパークプラグを使用した内燃機関において、圧縮行程にある燃焼室内で放電させるためには、20,000?35,000Vもの高電圧が必要になります。
イグニッションコイルは、12Vのバッテリー電圧をスパークプラグの放電に必要な高電圧に変換する、変圧器の一種です。
イグニッションコイルは、基本的に1次コイル、2次コイル、コアで構成され、それら部品間の絶縁を確保するためのエポキシ樹脂がケースに充填されています。
1次コイル:約0.3?0.6mmの電線を約100?200回巻いたもの
2次コイル:約0.03?0.06mmの細い電線を約10,000?20,000回巻いたもの
コア(鉄心):鉄系の金属で、1次コイル、2次コイルの軸となるもの
コイルとは、電子部品のひとつで、電線を巻いたものです。
イグニッションコイルの高電圧発生原理
外観形状や出力端子数の違いなど、イグニッションコイルにもいろいろな種類がありますが、高電圧発生原理は全て同じです。
1次コイルは、イグナイタ(スイッチ)を介してバッテリーにつながっています。
まずECU(エンジン制御ユニット)がイグナイタをON状態にし、1次コイルに電気を流します。
すると1次コイルの軸となっているコア(鉄心)に磁束と呼ばれる磁力線の束が発生し、コア(鉄心)は電磁石となります。
その後、ECUがエンジン点火タイミングと判断すると、イグナイタをOFF状態に切り替え、1次コイルへの電流を停止します。
結果、コア(鉄心)は電磁石ではなくなり、コア(鉄心)内部の磁束もなくなります。
コア(鉄心)内部の磁束が急になくなると、同じコア(鉄心)を軸としている2次コイルには、電磁誘導※により、
1次コイルと2次コイルの巻き数比に応じ、高電圧が発生します。
2次コイルで発生した高電圧により、スパークプラグのギャップ間に火花が飛び、混合気(ガソリン+空気)の燃焼を引き起こします。
※コイルは、その中を通る磁束が変化した時に電圧を発生させる性質を持っています。この電圧発生現象を電磁誘導と呼びます。
なお、コイルに発生する電圧は巻き数に比例して高くなるため、イグニッションコイルでは2次コイルの巻線を増やし高電圧を発生させています。
【一般的なイグニッションコイルの接続回路図】
交換の必要性
こんな時は、イグニッションコイルの性能が劣化している可能性があります。
イグニッションコイル交換時は、全気筒交換をおすすめします。
ある気筒でイグニッションコイルの不具合が発見された場合、他気筒のイグニッションコイルも劣化が進んで、
早期に不具合が発生する可能性がありますので、
全気筒交換をおすすめします。
イグニッションコイル交換時は、スパークプラグのチェックもおすすめします。
イグニッションコイルの交換時は、スパークプラグの確認もお願いします。
消耗したスパークプラグを使用し続けると、要求電圧が高く、
イグニッションコイルへの負担が大きくなり、故障の要因になる可能性があります。
イグニッションコイルの取り扱い注意
- 点検・交換は必ずエンジンを止めてから行ってください。
- プラグホール周りにオイル等の付着・漏れがないか確認をお願いします。オイル付着・漏れは故障の要因になります。
- 各自動車メーカーのサービスマニュアルに従い、点検・交換を行ってください。
- コネクタの脱着は慎重にお願いします。コネクタ部分を破損させてしまうと導通不良等の要因になります。
- 落下させたり、衝撃を与えると亀裂や内部部品が破損する恐れがあるため、落下した製品は使用しないでください。
- 本書に記載されている正しい品番のイグニッションコイルをお使いください。
- 本書のイグニッションコイルを本来の目的以外には、使用しないでください。
- 保管する場合は、高温多湿を避けてください。
- エンジンチェック(MIL)ランプが点灯したときは、イグニッションコイル交換前(または交換後)に、サービスマニュアル等に従い、必ずダイアグ(自己診断/OBD)のエラーコードを消去(リセット)してください。
エラーコードの消去を行わないと、エンジンチェックランプが消灯しない等のトラブルに繋がる可能性があります。
エラーコード消去作業手順の一例
診断機での エラーコード 一覧 |
イグニッションコイル異常項目 |
Pコード |
ランダム/複数 シリンダーのミスファイアを検知 |
P300 |
シリンダー1?12のミスファイアを検知 |
P0301、P0302、P0303、 P0304、P0305、P0306 P0307、P0308、P0309、 P0310、P0311、P0312 |
イグニッション/ディストリビューター・エンジン回転数入力回路の異常 |
P0320 |
イグニッション/ディストリビューター・エンジン回転数入力回路の範囲/機能不良 |
P0321 |
イグニッション/ディストリビューター・エンジン回転数入力回路の信号がない |
P0322 |
イグニッション/ディストリビューター・エンジン回転数入力回路の信号が断続的 |
P0323 |
イグニッション・コイル一次側/二次側回路の異常 |
P0350 |
イグニッション・コイルA?L 一次側/二次側回路の異常 |
P0351、P0352、P0353、 P0354、P0355、P0356 P0357、P0358、P0359、 P0360、P0361、P0362 |
※上記は、一例です。詳しくは故障診断機のマニュアルに従ってください。
【注意事項】※必ずご確認ください
純正品番・適合情報(車種型式/エンジン型式/年式など)をご確認の上、ご購入ください。
不適合による返品・交換は受け付けておりません。
取り付け中の事故や商品の破損等は一切責任を負いかねます。
\適合がご不明な場合はお調べします!/
適合確認をご希望のお客様は、お車の車検証に記載されております、
1.車台番号、2.初年度登録年月、3.型式、4.型式指定番号、5.類別区分番号
を問い合わせフォームよりご連絡下さい。
【適合情報】
□商品名 |
NGK イグニッションコイル [品番:U5157] 3本 |
□適合車種 |
□適合車種
■Kei
車種型式:HN21S エンジン型式:K6A K6A(ターボ) 年式:1998年10月-2001年4月
車種型式:HN22S エンジン型式:K6A K6A(ターボ) 年式:2001年4月-2009年10月
■MRワゴン
車種型式:MF21S エンジン型式:K6A K6A(ターボ) 年式:2001年12月-2006年1月
車種型式:MF22S エンジン型式:K6A K6A(ターボ) 年式:2001年12月-2006年1月
■アルト
車種型式:HA12S V エンジン型式:F6A(除く2バルブ) 年式:1998年10月-2000年12月
車種型式:HA22S エンジン型式:K6A 年式:1998年10月-2001年4月
車種型式:HA23S V エンジン型式:K6A 年式:2000年12月-2004年9月
車種型式:HA24S エンジン型式:K6A 年式:2004年9月-2009年12月
車種型式:HA24V エンジン型式:K6A 年式:2005年1月-2009年12月
車種型式:HA25S V エンジン型式:K6A 年式:2009年12月-
■ジムニー
車種型式:JB23W エンジン型式:K6A K6A(ターボ) 年式:1998年10月-
■ジムニー
車種型式:MD11S エンジン型式:F6A 年式:1998年10月-2000年12月
車種型式:MD21S MD22S エンジン型式:K6A 年式:1998年10月-2003年10月
車種型式:MD21S MD22S エンジン型式:K6A(ターボ) 年式:1998年10月-2000年12月
車種型式:MJ21S MJ22S エンジン型式:K6A K6A(ターボ) 年式:2003年10月-2008年9月
車種型式:MJ23S エンジン型式:K6A/K6A(ターボ) 年式:2008年9月-2012年12月
■ワゴンR
車種型式:MC11S エンジン型式:F6A 年式:1998年10月-1999年10月
車種型式:MC11S エンジン型式:F6A(ターボ) 年式:1998年10月-2001年11月
車種型式:MC11S エンジン型式:F6A(CNG) 年式:1999年6月-2003年9月
車種型式:MC21S エンジン型式:K6A K6A(ターボ) 年式:1998年10月-2000年12月
車種型式:MC22S エンジン型式:K6A K6A(ターボ) 年式:2000年12月-2003年9月
□必要本数
3
■ワゴンRソリオ
車種型式:MA64S エンジン型式:K10A 年式:2000年12月-2002年10月
■ワゴンRプラス
車種型式:MA63S エンジン型式:K10A 年式:1999年5月-2000年12月
車種型式:MA63S エンジン型式:K10A(ターボ) 年式:1999年5月-2000年12月
□必要本数
4
|
□純正品番 |
33400-76G21 33400-85K10 |
□品番 |
48525 |
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